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世界のミクロネーション(未承認国家)一覧!自称「国家」をまとめて紹介

 

「自分の国を作ってみたい」と一度でも空想したことはありませんか。実は世界には、そんな夢を本当に行動に移して「ここは私の国だ」と言い張っている場所がたくさんあります。

国連に認められていないため、正式な地図には載っていませんが、そこには独自の旗や法律、さらには王様まで存在しています。

今回は、世界中に点在する風変わりで魅力的な自称「国家」たちの物語を一緒に覗いてみましょう。

一度はチェックしたい有名なミクロネーション(未承認国家)の一覧

まずは、テレビやネットで取り上げられることも多い、歴史のある有名な場所から見ていきましょう。これらの場所は、ただの「ごっこ遊び」ではなく、時には軍隊と渡り合ったり、数十年も独自の政治を続けていたりするパワフルな存在ばかりです。「国とは何だろう」と考えさせられるような、強いメッセージ性を持った場所が揃っています。

鉄塔の上の小さな国「シーランド公国」

イギリスの沖合に浮かぶ、古びた海上要塞がこの国のすべてです。1967年に元イギリス軍人のパディ・ロイ・ベーツが、この要塞を占拠して独立を宣言しました。広さはわずか550平方メートルほどで、テニスコート2面分くらいの大きさしかありませんが、独自の通貨やパスポートも発行しています。

この国のすごいところは、かつてイギリス軍の強制排除を跳ね除けたこともある点です。現在はオンラインで「男爵(バロン)」などの爵位を販売して、運営費を稼いでいます。日本円で数千円から数万円払えば、あなたも今日からこの国の貴族になれるというわけです。

大統領の庭で独立を続ける「モロッシア共和国」

アメリカのネバダ州にある、ケビン・ボウ大統領の自宅敷地がまるごとひとつの国になっています。1977年に建国されて以来、大統領は本気で国家運営を楽しんでいます。モロッシア標準時という独自の時間を使い、白熱電球の使用を法律で禁じるなど、独自のルールが徹底されています。

さらに面白いのが、すでに存在しないはずの「東ドイツ」と今も戦争を続けているという設定です。カストロ議長島という無人島をめぐって争っているそうですが、こうしたユーモアあふれる姿勢が世界中のファンを惹きつけています。

自由を愛する人々の理想郷「リベルランド自由共和国」

セルビアとクロアチアの国境付近にある、どの国も領有権を主張していなかった「隙間の土地」に作られた国です。2015年にチェコの政治家が建国を宣言しました。ここでは「自由に生き、他人の自由を尊重する」というルールが最も大切にされており、税金の支払いも強制ではありません。

物理的な領土は湿地のような場所ですが、インターネット上では数十万人もの入国希望者が集まっています。決済にはビットコインなどの仮想通貨が推奨されており、世界で最もデジタル化が進んだ自称「国家」のひとつと言えるでしょう。

芸術家たちが作り上げた「ウジュピス共和国」

リトアニアの首都ビリニュスの中に、芸術家たちが勝手に独立を宣言した地区があります。「ウジュピス」とは川の向こう側という意味で、かつては治安の悪い場所でしたが、今はアートであふれる観光名所になっています。

この国の憲法は非常にユニークで、街の壁に掲げられています。「人間には愛する権利がある」「犬には犬である権利がある」など、読むだけで心が温まるような言葉が並んでいます。毎年4月1日の独立記念日には、検問所が設置されるなどの楽しいイベントも開かれています。

ヒッピー文化が残るコペンハーゲンの「クリスチャニア」

デンマークの首都の中にありながら、全く別の空気が流れている自治区です。1971年にヒッピーたちが軍の跡地を占拠したことから始まりました。自分たちの旗を持ち、車の走行を禁止するなど、環境に優しい暮らしを追求しています。

デンマーク政府とは何度も衝突してきましたが、現在は話し合いによって共存の道を歩んでいます。落書きだらけの壁や手作りの家が並ぶ景色は、まさに都会の中に現れた異世界のようです。

課税に抗議して農場を国にした「ハット・リバー公国」

オーストラリアの農場主が、政府の小麦の生産制限に怒って自分の農場を独立させた歴史的な場所です。1970年から50年も続きましたが、2020年に膨大な税金の支払いが必要になり、残念ながら解散してしまいました。

全盛期には独自の軍服や切手があり、多くの観光客が「王子」に会いに行っていました。ひとりの男性の怒りが、これほどまでに長く続く国家のような組織を作り上げたのは驚きです。

道路工事への反発から独立した「ワイ公国」

シドニー近郊に住むポール・デルプラット氏が、自宅前の道路工事の許可が降りなかったことに抗議して2004年に建国しました。彼は芸術家でもあり、公国の公式ウェブサイトでは美しい絵画や詩が紹介されています。

オーストラリア政府からは「風変わりな隣人」として扱われていますが、本人はいたって真面目です。小さな不満を「国家の独立」という形に昇華させてしまう、表現者らしい反骨精神が見える場所です。

先住民の誇りを取り戻す「ムラワリ共和国」

2013年、オーストラリアの先住民ムラワリ族が、イギリス王室に対して「この土地を譲り渡した証拠を出しなさい」と迫りました。返答がなかったことを理由に独立を宣言した、非常に政治的な意味合いの強い場所です。

自分たちのルーツを大切にするための活動として、今も存続しています。ミクロネーションの中には、このように歴史的な不当さを訴えるために生まれた、真剣な思いが詰まったものも少なくありません。

ネットや精神的な絆で結ばれた自称「国家」の一覧

今の時代、国を作るのに必ずしも「地面」が必要なわけではありません。インターネットや宇宙、あるいは頭の中にある理想を形にするために建国された場所が増えています。目には見えないけれど、多くの人がその存在を信じることで成り立っている、新しい形の国々をご紹介します。

ネット上で大きな話題を呼んだ「カイラサ合衆国」

インド人の宗教指導者が、南米のどこかの島に作ったと主張している国です。詳しい場所は誰にも分かりませんが、立派な公式サイトがあり、独自の政府や銀行まで持っていると言い張っています。

2023年には、この国の代表者が国連の会議に紛れ込み、実在する国のような顔をして発言したことで世界中を驚かせました。実体がつかめないのに、国際社会の仕組みをうまく利用して存在をアピールする姿は、現代ならではのミクロネーションと言えます。

宇宙に領土を持つ壮大な計画「アスガルディア」

「地球上の土地を奪い合うのはもうやめよう」と、宇宙空間に建国されたのがアスガルディアです。2017年には実際に小さな衛星を打ち上げ、その中にあるデータを「領土」と定義しました。

世界中から100万人以上の人が「国民」として登録しており、将来は宇宙ステーションで暮らすことを真面目に計画しています。空想のような話ですが、多くの科学者や法律家が関わっている、非常に知的なプロジェクトです。

南極の未踏の地を領有する「ウェストアリクティカ」

南極大陸には、どの国も領有権を主張していない「マリーバードランド」という広大な土地があります。そこを自分の国だと宣言したのが、アメリカ人のトラビス・マヘンリー氏です。

南極の厳しい環境を守るための活動もしており、切手やコインを販売して資金を集めています。誰も住めない氷の大地を領土にするというアイデアは、ミクロネーションの可能性を大きく広げました。

14歳の少年が始めたネット国家の先駆け「タロッサ」

1979年、ウィスコンシン州に住む14歳の少年が自分の寝室で独立を宣言したのが始まりです。当時はまだネットが普及していませんでしたが、後にネットを活用することで世界中から数千人の国民を集めることに成功しました。

独自の「タロッサ語」という言語まで作り込み、30年以上も活動が続いています。ひとりの子供の想像力が、国境を超えて大勢の人を巻き込む仕組みを作り上げた、まさにミクロネーションの歴史を語る上で外せない存在です。

瞑想による世界平和を目指す「世界平和国家」

超越瞑想(TM)を広める団体が建国した、精神的な国家です。オランダに本拠地を置き、世界中の平和を祈る活動をしています。

「ラーム」という独自の紙幣を発行しており、一部の地域では実際に使うこともできます。土地の支配よりも、共通の思想を持つ人たちがつながることを目的とした、穏やかな国です。

古代ローマの再興を掲げる「ノヴァ・ローマ」

「もし現代に古代ローマが復活したら?」というテーマで活動しているグループです。ネット上を中心に、当時の政治システムや宗教儀式を忠実に再現して暮らしています。

ラテン語を公用語とし、トガ(古代ローマの服)を着て集まる活動も行っています。歴史への深い愛が生み出した、究極のシミュレーション国家と言えるでしょう。

地球上の「国境線」すべてが領土の「エルガランド」

スウェーデンの芸術家が提唱した、非常に哲学的な国です。彼らは、世界の国と国を分けている「国境線」そのものや、誰もいない中立地帯、さらにはデジタル空間や夢の中までを自国の領土としています。

「境目」という、どこの国も管理できない場所を領土にするという発想が天才的です。固定概念を壊し、世界を自由に見るためのアートプロジェクトとしての側面が強い国です。

「時間」の中に存在する不思議な国「NSK」

スロベニアの芸術集団が作った「領土を持たない国家」です。土地ではなく、自分たちの思想や芸術活動そのものを国と定義しています。

非常にデザイン性の高いパスポートを発行しており、世界中の展示会などで入手することができます。物理的な場所を持たないからこそ、どこにいても国民でいられるという、究極の自由を形にしています。

ユーモアや芸術から生まれた不思議なミクロネーション(未承認国家)の一覧

ミクロネーションの中には、真剣な政治活動というよりも、ユーモアや遊び心から生まれたものがたくさんあります。「そんな理由で国を作っていいの?」と笑ってしまうような、面白いエピソードを持つ国々をまとめました。

巨大な木造彫刻を守るための国「ラドニア」

スウェーデンの自然保護区に勝手に作られた、巨大な木の迷路のような彫刻がきっかけです。当局が「不法建築だから壊せ」と言ったのに対抗して、芸術家が「ここは独立した国だ」と言い張りました。

現在、国民はネットを通じて2万人以上もいますが、実際に彫刻の中に住んでいる人はいません。芸術を守るための法的な「盾」として国を利用するという、賢い戦略から生まれた場所です。

世界中のあちこちに領土がある「アエリカン帝国」

カナダの男性が子供の頃に始めた冗談のような帝国です。領土は地球上の誰のものでもない土地だけでなく、火星の一部や冥王星まで含まれていると主張しています。

帝国独自の「銀河パスポート」など、遊び心満載のアイテムを作っています。深刻な政治問題とは無縁の、純粋に空想を楽しむためのコミュニティとして長年愛されています。

冗談から始まって80年続く「ソジェー共和国」

フランス東部のレストランの主人が、通りかかった県知事に対して「入国許可証は持っているか?」と冗談を言ったのが始まりです。知事もそのノリに乗り、「君を大統領に任命する」と答えました。

それ以来、80年以上もその「冗談」が受け継がれ、今では立派な観光資源になっています。村の人たちがみんなで楽しそうに国家ごっこを続けている、とても平和な国です。

文豪たちが王位を継承する「レッドンダ王国」

カリブ海の無人島をめぐって、ある作家が「王位」を継承し続けている文学的な国です。領土の支配よりも、知的な遊びとしての「王位」を大切にしています。

歴代の王や公爵には有名な作家たちが名を連ねており、作品を通じてその歴史が語り継がれています。本を愛する人たちのための、形のない王国です。

ニュージーランドにある「ワンガモモナ共和国」

地域の境界線が勝手に変えられようとしたことに反発した村の人たちが、パブに集まって独立を宣言しました。ここでは人間の代わりにヤギや犬が大統領に選ばれたこともあります。

現在も2年に一度、大々的な「共和国記念日」が開催され、数千人の観光客が訪れます。地域の絆を深めるための、最高の町おこしイベントとしての顔を持っています。

ベルリンにある球体の家が領土の「クーゲルムーゲル」

オーストリアの芸術家が、自分で建てた球体の家の建築許可を巡って当局と争い、独立を宣言しました。家全体がひとつの国というわけです。

現在はウィーンの公園に移築され、観光名所になっています。自分の表現を貫き通すために国を作るという、情熱的なアーティストの生き様が刻まれています。

デンマークの島にある「エリオーレ王国」

1944年に学校の教師たちが、生徒たちと一緒に無人島で「国作り」の夏休みを過ごしたのが始まりです。独自の歴史設定や言葉が非常に細かく作られています。

今でも年に一週間だけ「国民」が集まり、伝統的なお祭りを楽しんでいます。子供たちの想像力を育むための、教育的な愛情から生まれた国です。

ポルトガルの要塞島を買い取った「ポンティーニャ公国」

マデイラ諸島にある、岩の上の小さな砦を美術商の男が買い取りました。1903年の古い文書に「独立した土地である」という記述を見つけ、彼は本当に独立を宣言しました。

電気も水道もない小さな岩の上で、大統領として孤独に過ごすこともあるそうです。自分の「城」を本物の「国」にしてしまった、男のロマンが詰まった場所です。

土地の境界線や所有権を主張する自称「国家」の一覧

地図を見ていて「この隙間はどこの国だろう?」と疑問に思ったことはありませんか。国の境目がはっきりしない場所を見つけて独立を宣言した、法的な隙間を突いた国々をご紹介します。

隙間の土地に見つかった「エンクラーヴァ王国」

スロベニアとクロアチアの国境線が入り組んでいる場所に、どちらの国も自分のものだと言っていないわずかな土地が見つかりました。そこに目をつけたのが、ポーランド人のグループです。

「誰のものでもないなら、自分たちのものだ」と建国されました。非常に小さな土地ですが、ネット上での支持は高く、自分たちの通貨を発行するなどの準備も進めています。

砂州に人工島を築こうとした「ミネルバ共和国」

太平洋にある砂州に砂を盛り、人工の島を作って新しい国にしようとした壮大な計画です。自由な経済活動ができる国を目指していました。

しかし、これに驚いた隣国のトンガが軍隊を送り込み、力ずくで排除してしまいました。ミクロネーションの歴史の中でも、実際に軍事衝突が起きた珍しい例です。

イタリア沖に突如現れた人工島の「ローズ島共和国」

1968年、イタリアの領海の外側にエンジニアが巨大な鉄の足場を作り、独立を宣言しました。レストランや郵便局もあり、大人気になりました。

しかし、イタリア政府はこれを許さず、軍を使って爆破してしまいました。自由を求めたエンジニアの夢が海に沈んだこの物語は、後に映画化もされています。

セグウェイの発明者が島を独立させた「北ダンプリング島」

セグウェイの発明家として有名なディーン・ケイメン氏が、自分の所有する島を独立させました。彼は自分を「ロード(領主)」と呼び、独自の憲法も作っています。

この島は風力や太陽光だけでエネルギーを賄っており、最先端の環境実験場としての役割も果たしています。お金持ちの遊びに見えますが、技術的な理想を追求する場でもあります。

オーストラリアにある「スネーク・ヒル公国」

借金返済に行き詰まった農家が、法律の抜け穴を探して「独立」という道を選びました。自分たちの土地をオーストラリアの法律が及ばない場所にしようとしたのです。

現在は観光客向けに切手を販売するなどしていますが、もとは切実な生活の悩みから生まれた場所でした。法に立ち向かうための、最後の手段としての建国です。

借金問題から生まれた「バムブンガ県」

オーストラリアの農場主が、政府への抗議と借金対策のために建国しました。土地を「イチゴの形」に整えようとするなど、風変わりな活動で知られていました。

家族経営の小さな組織でしたが、メディアに取り上げられることで注目を集めました。自分たちの声を届けるための、捨て身のパフォーマンスだったと言えます。

独自に王位を継承し続ける「タボラーラ王国」

イタリアのサルデーニャ島近くにある小さな島で、かつてイタリア王から「島の王」として認められたという伝説を信じている家族がいます。

現在は王家の末裔がレストランを経営しており、世界最小の王国として観光客を迎えています。歴史の偶然と家族の誇りが生んだ、とても可愛らしい国です。

イスラエルの海岸に平和を求めた「アシュケロン王国」

1970年代、イスラエルの海岸にある廃墟にひとりの男性が住み着き、独立を宣言しました。彼は平和を愛し、敵対する国の人々を招いて交流する場所を作ろうとしました。

政府も彼の熱意に折れ、半ば独立を認めるような形で存続していました。憎しみ合う世界の中で、たったひとりで平和の砦を築こうとした勇気ある場所です。

特定の目的や抗議のために生まれた未承認国家の一覧

最後に、社会的な不平等を訴えたり、人権を守るために立ち上がった「目的重視」の国々を見ていきましょう。ただ目立ちたいわけではなく、世界を少しでも良くしたいという真剣な願いから生まれた場所です。

独自に男爵などの爵位を授与する「アトランティウム帝国」

オーストラリアにある、全球主義(世界はひとつ)を掲げる国です。同性婚の権利や、国境のない世界を理想としています。

非常にデザインの優れた切手やパスポートを発行しており、そのメッセージ性の強さが評価されています。自分の理想を「国家」というシンボルを使って世界に発信しているのです。

アメリカの検問所に反対した「コンク共和国」

フロリダ州のキーウェストで、米政府が設置した厳しい検問所に抗議して独立を宣言しました。「コンク(貝)」を持って戦うというユーモアあふれる抗議活動の結果、検問所は撤去されました。

今でも独立記念日が祝われており、街のいたるところで共和国の旗を見ることができます。市民の力が政府を動かした、成功したミクロネーションの代表例です。

南米に作られようとした「アラウカニア・パタゴニア王国」

19世紀、フランス人の弁護士が南米の先住民と一緒に国を作ろうとしました。侵略してくる政府軍から先住民の土地を守ることが目的でした。

結局は失敗に終わりましたが、今でもフランスにはこの王国の「王位継承者」を自称する人がおり、先住民の権利を訴える活動を続けています。

借金問題を抱える農民が作った「レインボー・クリーク」

1970年代、洪水で農地に大打撃を受けたオーストラリアの農民たちが、政府の補償が不十分であることに抗議して独立を宣言しました。

自分たちの苦しみを無視する政府に対して、「もう自分たちは国民ではない」と突きつけた、悲痛な叫びから生まれた国でした。

かつてイギリスから独立しようとした「シェトランド独立」

イギリスの北にあるシェトランド諸島の一部で、一人の男性が古い法律を持ち出し、自分たちはイギリスの一部ではないと主張しました。

バイキング時代の文化を大切にし、ロンドンの政治に振り回されない暮らしを求めた結果の建国でした。地域の自立を求める、骨太な活動です。

地球温暖化を警告するために作られた「フランドレンシス」

南極の島々を領有すると宣言した、環境保護を目的とする国です。ただし、実際に土地を所有したいわけではなく、氷が溶けて消えゆく南極の現状に目を向けてもらうための活動です。

世界中の環境活動家が国民として参加しており、国際会議などで意見を述べることもあります。「国」という枠組みを使って、地球の危機を訴えているのです。

性別や国境を超えたつながりを持つ「グローバル・カントリー」

こちらも超越瞑想のグループが関わっている、土地を持たない概念上の国です。人種や国籍に関係なく、すべての人が調和して暮らす世界を目指しています。

独自の「ラーム」通貨を使い、自分たちの理想とする経済圏を作ろうとしています。既存の国家の枠組みを超えた、新しい人類のつながりを模索している場所です。

独自のパスポートを発行する「ワールド・サービス_オーソリティ」

「世界市民」という考え方を広めるために作られた組織です。誰でも「世界パスポート」を発行してもらうことができ、実際にこれを使って国境を越えた人もいます。

「すべての人は自由に移動する権利がある」という信念に基づいています。国家が発行するパスポートに縛られない生き方を提案する、最も過激で平和な自称「国家」かもしれません。

実はまだまだある!知る人ぞ知るミクロネーション15選

「もっと知りたい!」という好奇心旺盛なあなたのために、これまで紹介しきれなかった場所をさらに深掘りしていきます。実際には、ミクロネーションは世界中に数百以上も存在しており、今この瞬間も新しい「国」がどこかで生まれているかもしれません。それぞれの国が持つ物語は、単なる思いつきではなく、土地への愛着や社会への鋭い風刺が込められています。

ここで紹介するリストを見れば、いかに人間が「自分たちの場所」を作ることに情熱を注いでいるかが分かるはずです。まだまだ続く、驚きの自称国家たちの世界をさらに楽しんでください。

名称 主な場所 建国のきっかけ・特徴
イェムトランド共和国 スウェーデン 地域の解放運動から誕生。独自の軍隊(パフォーマンス用)も保有。
オーステナシア帝国 イギリス他 憲法を持つ立憲君主制。英国内の複数の敷地を領土としている。
ザキスタン共和国 米ユタ州 砂漠の中に作られたアート作品。国境警備隊のロボットなどが置かれている。
アウター・バルドニア公国 カナダ沖の島 マグロ漁の権利をめぐり建国。ソ連に対して強気な声明を出した歴史がある。
ウェーブランド 北大西洋 環境団体グリーンピースが、領有権争いに抗議して岩礁(ロッコール島)で建国。
ラブリー王国 イギリス テレビ番組の企画で誕生。アパートの一室が中心地という設定。
マールボロ公国 オーストラリア 農場の立ち退き命令に抗議して独立を宣言した、反骨心の塊のような国。
エネンキオ王国 ウェーク島 先住民がウェーク島の領有権を主張して建国。パスポートも発行した。
ヒューマニティ王国 スプラトリー諸島 19世紀から続く主張。領有権争いの激しい海域に自分たちの権利を掲げた。
ラスネリー共和国 カナダ トロントの住民たちが、地域の道路計画に反対して独立を宣言。
マイク独立共和国 アメリカ 14歳の少年が自分の部屋で建国。切手作りなどの活動に没頭した。
ペルロジャ共和国 リトアニア 第一次大戦後、混乱の中で自分たちの村を守るために自警団が建国。
ニュートピア 概念上の国家 ジョン・レノンとオノ・ヨーコが提唱。国境も法律もない理想郷。
サボタージュ国家 オーストリア他 芸術パフォーマンスの一環として、国境を移動しながら活動する国。
バイクスランド王国 カナダ ドキュメンタリー番組制作の一環で建国。非常に凝った意匠を持つ。

まとめ:ミクロネーション(未承認国家)を知れば世界が広がる

世界中にこれほどたくさんの「自称国家」があるなんて驚きですよね。それぞれの場所には、建てた人の情熱やユーモア、時には切実な理由が詰まっていました。最後に、今回のポイントを振り返ってみましょう。

  • ミクロネーションは、個人やグループが「ここは国だ」と言い張っている場所のこと。
  • 実際には今回紹介した以外にも、世界中に数えきれないほどの自称国家が存在している。
  • 土地の争いだけでなく、アートやジョーク、ネット上のつながりから生まれたものも多い。
  • 独自の通貨、切手、爵位などを販売して活動資金にしている国が目立つ。
  • シーランド公国やモロッシア共和国のように、数十年も続いている有名な国がある。
  • 最近では宇宙国家アスガルディアのように、未来を見据えた壮大な計画も動いている。

誰もが認めないからといって、その存在に価値がないわけではありません。ミクロネーションの人たちの自由な発想は、私たちが当たり前だと思っている「国家」や「法律」を見直すきっかけをくれます。もし興味が湧いたら、まずはネットで爵位を買って「貴族」になるところから始めてみるのも面白いかもしれませんね。

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